綴る阿呆

此処には阿呆な話しかない。

入社した当初の意識が高かった自分を殺したい

会社に入ってから,五ヵ月。
あと一ヵ月で今年度の上半期が終わる。
それまでに,私にはやらねばならない事がある。
それは,TOEFL iBTを受験することだ。

別にTOEFLを受験することが,全社員に必須な訳ではない。
しかし,私だけはわざわざUS$235 (26129円!) も自腹で払って,たかだか英語のテストを受験しなければならない。
それは全て,意識が高かった頃の自分のせいだ。

入社した当初,人事評価シートなるものを書かされた。
そのシートには,仕事や語学学習,資格勉強等の項目があり,それぞれに関して,半期ごとの目標を記入する必要があった。
その語学学習の欄に,私は「TOEFL iBTで〇〇〇点を取得する」と書いてしまったのだ。

猫も杓子も受けるTOEICでは無く,何故TOEFL iBTなるマニアックな試験を選んだのか。それは,こう見えて (どう見えているのかは分からないが) 私は帰国子女で,既にTOEICで990点満点を取っているからだ。これは就活中に散々アピール材料に使ったから,私がTOEICで満点を取っている事は,社内に知れ渡っている。だから,今さら「TOEICで〇〇〇点を取得する」なんて目標にすることは出来なかった。

ただ,TOEICには,普通のListening&Reading Test以外に,Speaking&Writing Testというのがある。
それを受けることにしようか,と初めは思った。これなら,受験料は5000円くらいで済む。

しかしながら,私は時折,謎の意識の高さを発揮してしまうことがある。
この時もそうだった。
TOEICというのは,はっきり言って,英語力を測るテストでは無い。あくまで,どれだけTOEIC対策をしたかを測るテストでしか無い。TOEIC満点の私が,大して英語を喋れないことが,何よりの証拠だ。
一方,TOEICに比べたら,TOEFL iBTの方がまだ,実際の英語力を反映している。
TOEIC満点なぞに甘んじてはならない。TOEFL iBTで満点を取ってこそ,真の漢だ。意識が極限まで高まった私は,自己評価シートに「TOEFL iBTを受験する」と強く書き込んだ。

そんな訳で,TOEIC iBTを受ける羽目になってしまった。
しかし,今になって私は,後悔の念に駆られている。
26129円も払いたくない。
嗚呼,払いたくない,26129円。
誰か恵んでくれませんか,26129円。

嗚呼,入社した当初の意識が高かった自分を殺したい。
いや,"意識が高かった"というよりも,単純に"馬鹿だった"だけかもしれない。